はやてのにっき

ハヤテノコウジの日常。

12月22日(火)パターン認識

17fc6a3347a54cfea1eb37473d5fd75f

グレート・コンジャンクションの日なので休みを取って、何が起こるかを浜辺で確かめてみた。そこで見たのは800年ぶりのとか10年に一度のといった過去や未来とは無縁の、その時その瞬間を無心に生きる動物たちの清々しい姿だった。我々と同じく、二足歩行が可能な鳥たちは、砂の上をトコトコと歩いている。仲間と風を浴び、つがいで遊び、集団で大量のフンを落とす。人間がくれば飛び立つ者たちもいれば、隣に来て餌をねだる者たちもいる。そんな生き様を眺めながら、美味しいパンを2個、頬張ってコーヒーを飲む。いつのまにかトンビが頭上を周回している。しまった、油断した。いつのまにか足元に鳩がいる。ここは公園ではなく、浜辺だぞ。カラスは人間なんてどうでも良い感じで、水浴びをしていた。空の雲は次々と形を変えて、しまいには無くなる。そこにヘリコプターや航空機が横切っていく。視界と機械音には時差がある。扇形の浜辺を行ったり来たり、5時間のうちに遠いかなたの星のことは忘れていた。しかしハッとした。今までに何度も見ている波が、まるでここは湖であるかのような穏やかさで、絶妙なバランスを感じるのだ。平日の昼間は人が少ないが、さらにまばらな日。全てが停止する瞬間が訪れそうだった。1年以上前に、占い師に「この日はあなたにとってすごいことが起きる」と言われた。では何が起きたのか。ひとつ軽い創作の依頼が来た。自分がいないオフィスでは、同僚たちは素晴らしい仕事をした。良い人たちから食事の奉仕を受けた。奇妙な人たちを何人も見た。

コメント

コメントを投稿

  • 名前

  • メールアドレス

  • URL:

  • コメント: