はやてのにっき

ハヤテノコウジの日常。

8月28日(金)幕が降りる時

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2ヶ月間やってきた若手社員向け研修が終了した。講師として、実戦にすぐ使えるリテラシーとテクニックを凝縮して伝えてきたつもりだ。最終回ではみんなに学びをふりかえってもらったところ、1人が話しながら泣き出してしまった。今の仕事のストレスが爆発したのかと思って、その対処法を説明する。研修のあとになんとなく考えていたら、自分のせいかもしれない。最近読んでいる心理学の本にある、「誰かを褒める発言をすると、それ以外の人たちは”自分はだめだ”と思ってしまう」という状況が働いたのだ、と思う。誰が見ても大変な状況を乗り切ったAを褒めたのだ。うまくやっていると思っていたBが、振り返りの中で涙を流した。2人は同じ年齢だった。主導権を握るように、自発的に動く大切さを伝えて最終講義は終了した。後で涙の理由を聞いたところ、「最終回だったので感極まったから」と答えていた。学びの場には、自分をさらけだしてどんどん吸収する人もいれば、自分を常に高い位置に置いて、なかなか素直になれない人もいる。自分の若い時もそうだったが、状況をまず受け入れるのが良い。さて今年の残りの期間は、この若手たちを個別に支援していく。同時に自分も学びになる。

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