はやてのにっき

ハヤテノコウジの日常。

10月15日(木)習合という傾向

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「日本習合論」を読み終えた。著者の視点が斬新で、大変面白かった。長く続いていた日本の宗教スタイル「神仏習合」が、明治政府によって、一気に神道に統一されていった理由には驚いた。そして150年の時を経て、日本的霊性に興味を持つ人が増えているのも納得だ。習合とは「幾つかの教義などを取り合わせ折衷(せっちゅう)すること」。これは私自身でも習合しているなと思った。体験したり習得してきた複数の知識が、自分なりに習合しているのを感じるからだ。毎日のように、どこかに偏るのではなく、自分の波長に合うものを吸収している。脳内でブレンドされて、ハイブリッドな思考を生み出していく。だから私が好きなのは中庸であり、無である。揺れ動いても真ん中に戻ってくる。いつもバランスを取っている。

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